弁財天が微笑む日。2026年「己巳の日」の正しい過ごし方と、財布を新調するなら覚えておきたいこと

60日に一度しか巡ってこない「己巳の日」は、弁財天と最も縁の深い金運の日。2026年下半期は6/24・8/23・10/22・12/21の4日。財布の新調や銭洗い、口座整理など、現代の暮らしに馴染む使い方を整理しました。

· 約 8 分
日本円の紙幣と硬貨。60日に1度の己巳の日は、お金まわりを整えるリマインダー。
Photo by Qing Luo on Pexels

上野の不忍池に浮かぶ弁天堂、あるいは銭洗弁天として知られる鎌倉の宇賀福神社。「己巳(つちのとみ)の日」と書かれた日には、境内に普段の倍近い人が並ぶ。

なぜ「巳の日」、しかも「己巳」だけが、こんなに人を集めるのか。

答えはひとつ。60日に1度しかやってこない、弁財天と最も縁の深い日だからだ。お金にまつわる動きをこの日に重ねる人は、思っているよりずっと多い。

Peaceful Japanese garden scene with a calm pond, lush greenery, and traditional architecture.
Photo by Guohua Song on Pexels

「巳の日」「己巳の日」を、ざっくり整理する

巳の日は、十二支の「巳(み・へび)」が巡ってくる日。12日に1度の周期でやってくる、いわば月に2〜3回ある吉日だ。蛇は古来、弁財天(弁天さま)の使いとされてきた。弁財天は財運・芸能・知恵を司る神さまで、「銭洗い弁天」のように、お金にまつわるご利益で広く信仰されている。

その巳の日が、十干(じっかん)の「己(つちのと)」と重なった日が「己巳の日」。十干と十二支のサイクルは60日で一周するので、己巳の日は60日に1度、年に6回しか巡ってこない。

しかも「己」は五行思想で「土」の気を持ち、五行の関係性で「土生金(どせいきん)」と呼ばれる、金を生み出す土の性質を持つとされる。だから「土の上に蛇(弁財天)が乗る」己巳の日は、巳の日のなかでも最も金運に関わりが深い日として扱われてきた。

要するに、

  • 巳の日:12日に1度、弁財天の縁日

  • 己巳の日:60日に1度、巳の日のなかでも特別

という整理になる。

Bright green snake resting on tropical leaves indoors, showcasing nature's vibrant charm.
Photo by Regan Dsouza on Pexels

2026年・下半期の己巳の日カレンダー

2026年の己巳の日は年6回。下半期(6月以降)に巡ってくるのは、以下の4日。

日付 曜日 補足
6月24日 水 一粒万倍日と重なる強日
8月23日 日 日曜なので動きやすい
10月22日 木 秋の整えの時期
12月21日 月 冬至直前、年内最後

特に注目したいのは6月24日。一粒万倍日と重なるため、「金運に関わる行動」と「種まきの意味」が二重に乗る。財布の新調や、長期で持つお金の口座を整えるなら、下半期で最も力のある日と言っていい。

8月23日は日曜日にあたるので、銭洗弁天や弁天堂への参拝を計画する人にも動きやすい。年末に向けては10月22日と12月21日が控えていて、特に12月21日は冬至の前日。一年の締めとして、お金まわりを整理しておきたい人には向いている。

己巳の日に「やる」とされていること

伝統的に、この日に行うと良いとされてきた行動は次のあたり。

財布を新調する

最もよく知られている過ごし方。新しい財布を「使い始める」日として己巳の日を選ぶ人は多い。買う日と使い始める日が違ってもいいので、財布自体は前もって買っておいて、この日に下ろす——という段取りでも構わない。

ちなみに、財布は買ってすぐに使うより、「お金を慣らす」期間を1週間ほど取ると良いとも言われる。新札を入れて寝かせておく、という習慣を持っている人もいる。

A black leather wallet partially open with visible paper currency on a bright yellow background.
Photo by life of village on Pexels

銭洗い

鎌倉の銭洗弁天が有名だが、地元の弁財天を祀る神社でも同じことができる。お金を清めて持ち帰り、種銭(たねせん)として財布に忍ばせておく。実際にこのお金を使うかどうかは流派が分かれるが、「使わずに守りとして持つ」が比較的一般的。

銀行口座を開く・名義を整える

長くお付き合いするお金の器を整える日として、口座開設や名義の整理にも適している。特に貯蓄目的の口座や、子どもの将来のための口座を作るのは、この日に乗せると気持ちが入りやすい。

宝くじを買う

これは「金運アップ」の文脈でよく語られる。ただ、宝くじは確率の世界なので、買う日を変えたからといって当選率が上がるわけではない。それでも、「この日に買う」と決めることで、自分のなかでお金との向き合い方をリセットするきっかけにはなる。

「やらない方がいい」とされていること

伝統的に、巳の日・己巳の日には避けたほうがいいとされる行動もある。

ひとつはお金を貸すこと、もうひとつは大きな出費。理由としてはいくつかの説があり、「弁財天は嫉妬深い神さまで、お金を手放すのを嫌う」と言われたり、「蛇は脱皮をするため、形を変えるエネルギーが強く、お金が出ていきやすい日」と解釈されたりする。

科学的根拠の話ではないので、絶対に守らなければいけないわけではない。でも、せっかく「お金を整える日」として位置付けるなら、その日に大きく出ていくお金の流れは作らないほうが気分がいい。そのくらいに受け止めておけば良いと思う。

葬儀については「忌み日」とする説もあるけれど、これは地域や宗派で扱いが大きく異なる。気になる方はその時々で確認を。

「金運アップ」が、なんとなく胡散臭く感じる人へ

ここまで書いてきておいてなんだけれど、私自身、「金運アップ」というワードに最初は少し抵抗があった。「お金が向こうから飛んでくる」というニュアンスの言葉に、現実味を感じなかったからだ。

でも、己巳の日の過ごし方を眺めていると、やっていることは結局、

  • 古い財布を整理する

  • 口座の現状を見直す

  • お金にまつわる契約を確認する

  • 使わない出費を止める

といった「お金まわりを定期的にメンテナンスする日」の側面が大きい。60日に1度、強制的に「お金のことを考える日」が設定されている、と思えば、忙しい現代人にとってむしろちょうどいい習慣装置だ。

弁財天への信仰心が薄くても、暦が「お金のことを考えるタイミング」を提供してくれていると捉えれば、生活に取り入れる意味は十分ある。

A small Shinto shrine surrounded by rich greenery in Hakone, Kanagawa Prefecture, Japan.
Photo by Iban Lopez Luna on Pexels

自分の金運の「土台」を知っておくと、開運日の使い方が変わる

己巳の日にあれこれ動いても、そもそも自分のお金の流れがどうなっているかを知らないと、効果は薄い。

四柱推命や風水の世界では、生まれ持った命式や、住んでいる空間の気の流れが、お金の入り方・出方に影響すると考える。たとえば、自分の命式に「財星」が強く出ているか弱く出ているかで、お金との相性は大きく変わる。住まいの方位に「財方」があるかどうかで、家のお金の貯まり方も変わる。

風水で住まいと方位の関係を整えたい人には、こういうルームが向いている。「自分にとっての吉方位はどこか」「玄関やお金まわりの空間をどう整えると良いか」を、実際の住空間に落とし込むかたちで相談できる。

家の気のながれを整えるのは、己巳の日の準備としてもちょうどいい。

四柱推命の命式から、自分のお金との付き合い方や巡ってくる時期を読み解きたい人には、こちらが頼りになる。生まれ持った「財星」の出方によって、お金との相性は人それぞれ違うからだ。

「日々の習慣としての金運アップ」より、もう少し踏み込んで、年に何度か巡ってくる金運の波そのものを掴みたい人には、こういうアプローチもある。

宝くじや臨時収入のタイミングが気になる方は、こちらのルームが面白いかもしれない。当たる・当たらないという結果だけでなく、「いま自分の金運がどの位置にあるか」を知る意味で。

6月24日に向けて、今からできること

この記事を読んでいるあなたが、もしまだ少し時間に余裕があるなら、6月24日に向けてやっておくと良いことを、最後に三つだけ。

  1. 古い財布の中身を、一度全部出してみる。レシート、使わないポイントカード、忘れていた小銭。お金の流れが滞っている場所は、たいてい財布のなかにも現れる。

  2. 新しい財布を買うつもりなら、6月の上旬までに用意しておく。ネット注文だと届くまで時間がかかるし、6月24日に「新調」できる状態を作っておきたい。

  3. 「お金で叶えたいこと」を、ひとつだけ決める。漠然とした「お金持ちになりたい」より、「3年後に〇〇のために」のような具体的な目的が一つあると、そこに向けてお金の動きが整いやすい。

——弁財天の日は、お金そのものよりも、「お金との関係」を整える日。60日に一度のリマインダーとして、暦をうまく使ってみてください。

aikoo には、お金まわりや人生の節目を相談できる占い師が揃っています。「自分にとっての金運の流れ」を一度プロに視てもらうのも、6月24日の準備としてはちょうどいいかもしれません。